展示会用動画を補助金で作る!ブースで足を止めさせる映像とは
展示会への出展は、新しいお客さまと出会う絶好のチャンス。そして展示会と動画は、補助金の世界でもとても相性のよい組み合わせです。この記事では「ブースで足を止めさせる動画」の作り方と、補助金での位置づけ方をわかりやすく解説します。
展示会と動画は、なぜ相性がいいのか
展示会の来場者がひとつのブースの前を通り過ぎる時間は、ほんの数秒と言われています。その一瞬で「お、なんだろう?」と思ってもらえるかどうかが勝負。文字だらけのパネルよりも、動きのある映像のほうが圧倒的に目を引きます。
さらに補助金の視点で見ると、展示会出展は「販路開拓(=新しい売り先を増やす取り組み)」の代表例です。小規模事業者持続化補助金などの販路開拓系の制度では、展示会出展とあわせて行う広報の取り組みが対象経費として認められることがあります。展示会で流すための動画も、その一部として位置づけられる可能性があるのです。
ポイント:「動画を作りたいから補助金を使う」のではなく、「展示会で新規顧客を開拓する。その手段として動画を使う」という順番で考えると、事業計画にも書きやすくなります。対象経費の細かい範囲は制度や公募回によって変わるため、最新の公募要領を必ずご確認ください。
展示会向け動画の特殊性①:音は「聞こえない」前提で作る
展示会の会場は、想像以上にうるさい場所です。周囲のブースのマイク音声、来場者のざわめき、館内アナウンス……。自社ブースのモニターから音を流しても、ほとんど聞こえません。そもそも音出しが制限される会場もあります。
だからこそ展示会用動画は、「無音でも100%伝わる」設計が鉄則です。具体的には次のような工夫をします。
- ナレーションに頼らず、大きな字幕・テロップで内容を伝える
- 1画面に入れる文字は短く、遠くからでも読めるサイズに
- 数字やビフォーアフターなど、一目でわかるビジュアルを中心にする
展示会向け動画の特殊性②:15〜30秒のループ再生
もうひとつの鉄則が「短くして、繰り返し流す」こと。来場者はブースの前で立ち止まってくれるとは限りません。歩きながらチラッと見る数秒で興味を持ってもらうには、15〜30秒程度の短い動画をループ再生するのが効果的です。どのタイミングから見ても内容がつかめるよう、起承転結よりも「常に見どころがある」構成を意識します。
補助金での位置づけ:「販路開拓費」として考える
補助金の事業計画に展示会用動画を入れるときは、「展示会出展による新規顧客の開拓」という事業全体の中に、動画を組み込むのが基本です。たとえば「展示会に出展し、ブースで製品紹介動画を放映することで商談数を増やす」といった流れです。
注意:どの経費が対象になるかは、制度・公募回ごとに細かく定められています。「展示会関連はすべてOK」というわけではありません。申請前に最新の公募要領を必ず確認し、迷ったら事務局に問い合わせましょう。採択を保証するものではない点もご注意ください。
よくある質問
展示会で流す動画は、何分くらいがいいですか?
ブースのモニターでループ再生するなら15〜30秒程度がおすすめです。商談スペースでじっくり見せる用に、別途1〜2分の詳しい動画を用意する「2本立て」も効果的です。
展示会用動画は必ず補助金の対象になりますか?
必ず対象になるとは言えません。制度や公募回によって対象経費の範囲が異なります。「販路開拓のための取り組み」として事業計画に位置づけたうえで、最新の公募要領と事務局への確認が必要です。
作った動画は展示会以外でも使えますか?
はい、字幕付きの短い動画はWebサイトやSNS、商談資料などにも転用しやすい形式です。ただし補助事業として作った場合は、計画に書いた使い方が基本になるため、用途は計画段階で整理しておきましょう。