補助金・助成金で作る『初めての動画』5つの注意ポイントを解説
補助金・助成金を使えば、動画制作の費用負担をぐっと抑えられます。ただ、初めてだと「知らなかった」が原因でつまずくことも。この記事では、はじめての動画制作で特に気をつけたい5つのポイントを、やさしくまとめました。
ポイント1:契約・発注は「交付決定」の後で(相談・見積もりは先でOK)
これが一番大事で、一番やりがちな失敗です。補助金には「交付決定通知より前に発注・契約したものは補助の対象にならない」という原則があります。
「採択通知」と「交付決定通知」は別物
採択の連絡が来ても、まだ発注してはいけません。そのあとに届く正式な「交付決定通知」の後で契約・発注するのが鉄則です。先に発注してしまうと、その費用が対象外になってしまうことがあります。一方で、制作会社への「相談」や「見積もり取得」は契約ではないので、いつ行っても問題ありません。むしろ申請には見積書が必要なので、相談・見積もりは早めに、契約は交付決定の後に、という順番を覚えておきましょう。
ポイント2:「作りたい動画」より「制度の目的」に合わせる
補助金・助成金には、それぞれ目的があります。たとえば小規模事業者持続化補助金なら「販路開拓(新しいお客様を増やすこと)」が目的です。
そのため、「かっこいい動画が作りたい」ではなく、「新規のお客様に商品を知ってもらうための紹介動画」のように、制度の狙いに沿って動画の役割を説明できると、事業計画にも一貫性が出ます。動画はあくまで「目的を達成するための手段」として位置づけるのがコツです。
ポイント3:見積書は「項目を分けて」もらい、有効期限に注意
申請には見積書が必要ですが、ここにも初めてだと気づきにくい落とし穴があります。
- 「一式」表記は避ける — 「動画制作一式」だと内訳が分からず、審査や確定検査で指摘されることがあります。「企画・構成費」「撮影費」「編集費」のように分けてもらいましょう。
- 有効期限に注意 — 採択まで時間がかかるため、有効期限が短い見積書だと交付申請のときに切れて差し戻されることがあります。期限のないもの、または再発行してもらえる会社が安心です。
見積書はこのサイトで無料発行できます
当サイトの60秒見積書は、企画・撮影・編集などを項目ごとに分けて表示し、電子社印入り・有効期限なしで発行できます。詳しくは見積書の中身を解説した記事もご覧ください。ポイント4:スケジュールと資金に「余裕」を持つ
補助金は、思っているより時間がかかります。公募から採択まで2〜4ヶ月、そこから制作で1〜2ヶ月が目安です。事業の期限内に「納品」と「支払い」まで終えておく必要があるので、逆算した計画が欠かせません。
補助金は「後払い」が基本
多くの補助金は、いったん自社で全額を支払い、後から補助分が振り込まれる「精算払い」です。先にお金を立て替えられるか、資金繰りも確認しておきましょう。ポイント5:実績報告の書類を、最初からそろえておく
動画が完成したら終わり、ではありません。補助金を受け取るには、お金の流れを証明する「実績報告」が必要です。後から集めると大変なので、最初から意識してそろえておきましょう。
| そろえる書類 | ポイント |
|---|---|
| 見積書 | 項目が分かれた、宛名・発行者入りのもの |
| 発注書・契約書 | 日付が交付決定の後になっているか |
| 納品書・請求書 | 内容と金額が見積書と整合しているか |
| 振込記録 | 実際に支払ったことが分かる通帳・明細 |
| 成果物 | 完成した動画データ、公開した場合はURL |
制度や公募回によって必要書類は変わります。最新の公募要領を必ずご確認のうえ、不安な点は事務局に確認しましょう(参考:中小企業庁、J-Net21)。
よくある質問
採択される前に、動画を作り始めてもいいですか?
契約・発注は交付決定通知の後にしてください。それ以前に発注すると対象外になることがあります。一方で、相談や見積もりの取得は契約ではないので、申請の前から進めて問題ありません。
初めてなら、どの補助金が向いていますか?
一般には、少額から使いやすい小規模事業者持続化補助金が最初の一歩として選ばれることが多いです。ただし要件や金額は制度・公募回で変わるため、最新の公募要領を必ずご確認ください。当サイトの「かんたん診断」も目安にお使いいただけます。
見積書だけ先にもらうことはできますか?
はい。当サイトなら、項目を選ぶだけで電子社印入りの見積書PDFを無料で発行できます。有効期限を設けていないので、採択後の交付申請まで安心してお使いいただけます。