補助金で作った動画の最終チェックにChatGPTを使う方法|公開前のミスを減らす手順と注意点
補助金・助成金を使って作る動画は、会社にとって大切な1本です。だからこそ、テロップの誤字や数字の間違いなど、公開前のミスは避けたいもの。とはいえ同じ動画を何度も見ていると、人の目はかえって見落としがちです。そこで役立つのが、公開前の動画をChatGPTにも確認してもらう方法です。この記事では、ChatGPTを「第二の確認者」として使う手順と、預かり資料を守るための注意点を整理します。
なぜ「第二の確認者」が必要なのか
動画チェックは集中力のいる作業です。何度も見るうちに内容に慣れてしまい、次のようなミスを見落としやすくなります。
- テロップの誤字、社名や商品名の打ち間違い
- 金額や日付、数字の取りちがえ
- ナレーションと画面の内容の食いちがい
- 一瞬だけ映る不要な画面
ひとりで何度も見直すより、別の視点をひとつ足したほうが、抜けは減ります。最初にひとつだけ大切なことをお伝えします。ChatGPTは「最終OKを出す人」ではありません。あくまで人が見落としやすいところをいっしょに探してくれる「疲れない第二の確認者」です。
チェックの流れ(全体像)
手順1:預かり資料を守るための安全設定
補助金で作る動画には、クライアントから預かった原稿や、まだ公開していない情報が含まれます。便利だからといって、いきなり大事な動画を入れてはいけません。次の2つは必ず守ってください。
- 学習に使わせない設定にする — ChatGPTの「設定」から「データコントロール」を開き、入力した内容をAIの改善に使う項目をオフにします。設定はアカウントごとに反映されます(仕様は変わることがあるため、設定画面の説明もあわせてご確認ください)。
- 公開前のものは「一時チャット」を使う — 画面の「一時」を押してから動画や資料をアップします。一時チャットは履歴やメモリに残りません。ただし閉じると開き直せないので、結果はコピーして手元に保存してから閉じます。
アップロードしてはいけないもの
設定をオフにしても、契約や守秘義務のほうが優先です。次のものは、許可を得ずにアップロードしないでください。・契約でAI利用が禁じられている案件のデータ ・マイナンバー、口座番号、パスワード ・公開前の情報や、必要のない個人情報 ・自分たちに権利のない映像や音声
必要なときは黒塗りや仮名にしてから使います。また、外部サービスと連携する第三者製のGPTは避け、通常のChatGPTを使ってください。
手順2:精度を上げるコツは「正解を渡すこと」
動画だけを渡すより、正解になる資料を一緒に渡したほうが精度は上がります。具体的にはこういうものです。
| 渡すもの | 役割 |
|---|---|
| 最新の台本・ナレーション原稿 | ナレーションと画面の食いちがいを照合する |
| 社名・役職・商品名のリスト | 固有名詞の打ち間違いを見つける |
| 数字・日付・金額の一覧 | 数字まわりの取りちがえを防ぐ |
資料は必ず最新版で
古い台本を渡すと、せっかく正しく直した部分を「まちがい」と誤って指摘されてしまいます。渡す前に、最新版かどうかを必ず確認しましょう。そのうえで、一度に全部やらせないのもコツです。「1回目は内容、2回目はテロップ、3回目は映像、4回目は視聴者の目線」と観点を分けて頼むと、指摘が整理されて見やすくなります。
手順3:指摘の受け取り方と、人がやること
ChatGPTの指摘は「確定したまちがい」ではなく「確認の候補」です。次の点を守って受け取ります。
- 教えてくれた時間(タイムコード)は数秒ずれることがあるので、その前後も自分の目で見る
- 意味が分からない指摘は、根拠(どの資料のどこと食いちがうか)を聞く
- 一瞬のノイズや音割れ、書き出しの不具合は、いまのAIには判断できないため人と専用ソフトで確認する
そして最後は必ず、担当者が完成データを最初から最後まで通して再生します。AIを最終責任者にはしない。でも、ひとりで全部抱えるより第二の目があったほうが、見落としは確実に減ります。
なお当社が行うのは動画制作です。制作した動画の確認はもちろん、補助金の申請に使う見積書も、このサイトでいつでも無料発行できます。
よくある質問
公開前の動画をChatGPTにアップロードしても大丈夫ですか?
学習をオフにし、一時チャットを使えばリスクは下げられます。ただし契約や守秘義務が優先です。AI利用が禁じられている案件のデータや、預かった個人情報・公開前の情報は、許可を得ずにアップロードしないでください。
ChatGPTのチェックがあれば、人の確認は不要になりますか?
なりません。ChatGPTの指摘は確定したまちがいではなく確認の候補です。最後は必ず担当者が、完成した動画を最初から最後まで通して確認してください。
どんな動画のチェックに向いていますか?
会社紹介・サービス紹介・商品紹介など、ナレーションやテロップで内容を伝える動画と相性がよいです。台本や固有名詞リストなど、正解となる資料を一緒に渡すほど精度が上がります。